2005/5/4(水)

気分が恐ろしく停滞中。
自己嫌悪の連続。
私なんて…私なんて…私なんて…
私には、人を愛する資格も、愛される資格もありません。
愛を信じる事すら出来ません。
愛は絶対ではないから。
裏切ってしまえる事を、知っているから。
もしも、あの時貴方を選んでいたのなら、
もしも、私がただの人であったなら
もしも、貴方がただの人であったなら
もしも…もしも…もしも…
もしもばかりを繰り返す。
おきてしまった事は、変えられないのに。
貴方への愛は、本当だったのでしょうか?
本当に私は、貴方を愛していたのでしょうか?
私には、わからない。
あの日貴方は、私にとっての禁忌を犯した。
私は貴方を、許せなかった。
許す事など、出来なかった。
…どうして?
どうして貴方は…
理由なんて、知ってるのにね。
悪いのは、全て私なのでしょう。
私が貴方を愛した事が、一番いけない事だったのでしょう。
貴方がそれをする事を、予測する事は出来たのだから。
人間達なんて、どうなったってかまわない。
貴方を選ぶという事は、そういう事で。
私は、人間達を見捨てる事が出来なかった。
ただそれだけの事。
貴方を愛していました。
でもそれは、あの時までの事。
あの時貴方が、私の敵になった時から、愛などとうに無いのです。
そう自然に思えた自分が、何よりも憎いのです。
今この時代に、私は人間としてここにいて。
あの時の貴方の気持ちを、少しだけ理解出来てはいるけれど。
だけどやっぱり私は、人間達が滅びて良い存在なのだとは思えない。
貴方のようには思えません。
今も何処かに眠る貴方。
私があの時封じたままの姿で、ずっと眠り続けるのでしょう。
私はもう、能力を捨てました。
貴方への封印だけを残して。
役目も全て、放棄しました。
私は、人間として生きる事を選んだから。
あの頃、あんなにも憧れた人間に。
記憶を残してあるのは、貴方に対する責任の為だけです。
貴方は私を、愛してくれたから。
人間になれば、人を愛せると思った。
同じ人間同士なら、悲劇を繰り返す事はないと思ったから。
でも………
私は、心から人を愛する事は出来ないでしょう。
あの日の記憶を、捨てない限り。
でも、それは出来ないから。
今の私の生命が尽きれば、また私は私に戻ります。
永遠に近い精神を、ずっとずっと持ったままで。
人間の一生は短いけれど、短いからこそ尊いです。
私には、それが羨ましくて仕方ない。

どうしていいのかわからない。
もう、眠りについても良いですか?
全てを捨てても良いですか?
私の時間は長すぎるから。
あなたたちとの時間は、短すぎて辛いのです。
一人になりたくないのです。
共有出来る、誰かが欲しい。

誰か私を愛して下さい。
私は誰かを愛したい。
本当は、愛したいのに。