【H17・11・28ブログ分まとめ1】



ずっとという事では ないのだと思う
けれどもこの 不快にも思える胸の中は
邪気と 怯えで出来ていて
溢れる私達が 内側から押し合いをする
崩れてしまわないように 外側から
抑え付けるだけで 精一杯
全てが幻想だと 願いそうになって
現実へと 引き戻される事を
ただ 望んでる


縛られる事を 拒みつつ 縛られる事を 望んでいる そこに矛盾が生じるのは  私達が 一人ではないから 統合は 本当は危険な事なのかも知れない
俯いて 地面を見つめる そこに希望など 見えるハズもなく 心は どんどん下の方へと降りてゆく 顔を上げて 前を見て 強い日差しは 少し眩しいけれど そこに目が 慣れた時  見える景色は きっと綺麗なモノだから 俯かず 前を見て 歩いて行こう ね
心は ずっと下の方まで ぶくぶくと 沈んでいって 底の方まで 辿り着き そこから下へは 下がれないのだという事を知り 少しずつ 上へと這い上がる それの 繰り返し
解放されたと 本当に そう思っても 良いのでしょうか? 何処へ行っても その影は 付いて来る気が するのです 私の中に いつまでも いつまでも 枷のように 悪夢は 終わるものですか?
あぁ私は この感覚を知っている 景色が消えて 音が途絶え 温度は 急激に冷えてゆく ほらまた 一人になった
僕の歌声が 風に乗って 君の所へ 届くように 願いながら 心を込めて 愛の歌を 君に捧げよう
少しずつ 心は快復に向かっていって いつの日か 本当の笑顔を 見せたいと願う
幼い頃に 見た夢は 今や遠い幻となりて 胸の中に 静かな夜 ふと思い出しては 幼き日の自分に 語りかける 「忘れちゃダメだよ」 「諦めちゃダメだよ」 無意味な事と 知りつつも ただ 抱きしめようと 手を伸ばす
溢れる程の 愛を下さい 優しい心を 与えて下さい 淋しく切なく ならないように 心が一人で 迷わぬように そっとキスを 交わしたのなら その胸で抱いて 離さないで 心はずっと 貴方の元に 幸せな時は 貴方の傍で
心も身体も 思っているより 結構深い傷を 受けていたりもして 修復にはきっと 長い時間がかかるのだろうと思う それでも  「諦める」という事を やめたのなら いつかきっと 新しい自分が 何処かで笑っている日も 訪れるのだろう そう信じて そうなるように 願い 動こう 貴方の為に 自分の為に
心は 貴方の元に 身体は未だ この場所に 切ない心 引きずって 幸せの場所まで あと少し
【惜別】 「ねぇ、好きだよ」 呼びかける私 立ったまま 言葉が返る 事はない 静寂の中 貴方を見つめて ポタポタと零れ落ちる 涙はそのままに あまりにも早く 逝ってしまった貴方は 静かに目を閉じ 箱の中 溢れる想いは そのままに 私の中で 眠らせて 「さよなら」 震える手で 掴んだ花を 貴方の横へと そっと置き 私は静かに 扉を閉めた
綴る言葉は 言葉でしかなくて 溢れる想いは 心の中に 胸の中 文字には変換出来ない想いが 確かにあるの
奏でる歌は 貴方の為に 他の誰にも 聴かせないの 愛を奏でる 歌だけは
【遠近(とおくちかく)】 近くにいるのに 心はずっと 遠く離れて この距離はきっと 修復出来るものではないから 心が離れてしまったのなら  「さよなら」を 交わしましょう 遠くにいるのに 心はだんだん 近づいて この距離はきっと 縮める事が出来るから 心が求めているのなら 貴方の傍に 行きましょう
【恋文】 貴方の為に 綴った詩(うた)は その瞳には 触れる事無く 引き出しの奥には 想いの欠片達が 静かに 静かに 眠ったまま
【初恋】 目を閉じて 思い浮かべるその笑顔 あの日の君は 今も瞼の奥に 焼き付いて 離れない あの日の想いは 今もこの胸に 刻み付いて 離れない あれ程に 愛した君は 今は誰かと 恋してる
【狭間の世界で】 夢と現実の狭間で ゆらゆらと彷徨う 何処までが夢で 何処までが現実なのか その境目が わからなくなる程に 長い時を この場所で過ごして来たのに 何故に我を 現実へと引き戻そうとするのか 我はこの場に 留まりたいのだ 動く事の無い 時の中を 彷徨い続けて いたいのだ
【記憶の欠片】 零れ落ちる その雫は 誰の為に 流れるの? 胸を占める 愛しさは 誰の元に 向かっているの? 封じし記憶は 時を超え その想いだけが 微かに心を揺らし 遠い日の約束は 形を変えて 今 果たされようと 動き出す
頭の中には 空白が 何処までも 広がっていって 考えなければならない事も やるべき事も わからなくなって それでも  心と身体は 別々に動いて ただ黙々と… 
やめて その音を 聴かせないで その雑音を 奏でないで 頭が 割れそうになるの 心が 悲鳴を上げるの 保てなくなる 私が私で なくなっていく
私を 愛していないのなら その心から 消して下さい どうか 私自身をも 消し去って
望んだのなら それを許してくれますか? 私の願いを 聞き入れてくれますか? 私はもう 静かな場所に還りたい 私の為に 用意された あの場所が 恋しいの でもそこに 還る為には 身体を捨てなければ 戻れない 私が一人で あったなら  何も迷いは しないのに
その音を止めて 全ての音を止めて 耐えられない程の 雑音が 頭も心も 支配する
【transparent.】 景色はだんだんと 色を無くし 隣にいる 貴方の瞳に 私が映る 事は無く 生きているのか 死んでいるのかすらも わからない あぁ私が 空気に変わってゆく 
音が煩くて いられない 此処に留まる事は もはや苦痛でしかなくて 私は居場所を 見つけられない 静かな場所を求めて 私は行きます 私が聴きたいのは その声だけなのに
心は確かに 動いている筈なのに 思考回路は 止まってしまっていて プログラムされた行動を ただ実行するだけ 名前も歳も わかります やるべき事も わかります けれども私は 自分の心を 無くしてる
大地の鼓動は 少しずつ早まって 苦しいと のたうち回るけれど 誰もそれには 気付かない この星は 静かに滅びに 向かっている
約束された 幸せの場所 未来の見えない 破滅への場所 「どちらを選びますか?」 聞かれたのなら 私は後者を 選ぶでしょう
【在する事の意味】 あぁもうどうして この役立たずな思考回路は 消えゆく事ばかりを 望んでしまうの? それほどまでに 嫌悪する何かが 或るとでもいうの? 一番大切な心を 押し退けてでも 望む何かが あるというの? 慈しむ者達が 確かに此処に 在るというのに
ひっそりと ただこの場所に 影のように 存在し 光の裏で 息を潜めて その機会を 狙っている 光の中へと 出でる時を
手を伸ばして 簡単に掴めてしまえるモノならば そんなモノは いらないの それが 困難であるからこそ 欲しいと願い 手を伸ばすの
貴方が奏でる 音達は 私の心に 穏やかに流れ込み 貴方がくれる 言葉達は 私の心に 安らぎを与え 貴方が持ってる その心は 私の心に 優しく触れて 貴方がくれる その愛は 私の心を 揺るがすの 貴方がくれる 優しさで 凍りついてた 私の心は 少しずつ ゆっくりととけてゆき 溢れる程の 感情が 私の中で 動き出す 「愛してる」 この心は 貴方の為に
季節は ゆっくりと 何度も廻って来るけれど 君と過ごした あの夏には もう二度とは 戻れない 僕の胸の中 それは思い出となって 残っては いるけれど
【時は心に 刻まれて】 懐かしむ これまでの日々は 楽しくも 幸せでも なかったけれど それでも 私が今日まで生きてきた その証ではあるから 全てが無駄だったのだと 思う事は 悲しすぎるから 思い出として 胸に残るのでしょう 心は 沢山の浪費を 強いられてしまったけれど 忘れる事は しないでしょう 同じ過ちを 繰り返さない為にも
幾重にも重ねられた その衣は 見る者の目を 惑わせて 数多の心を 落としゆく その衣の 内側は 誰にも見せぬ 悟らせぬ 見てはいけない 触れてはいけない 自分が壊れて しまうから
教えて ねぇ 何処に行けば この痛みを 癒してくれるの? 一人じゃ 抱え切れないよ 心が 悲鳴を上げるから
これ以上 失うモノが 何処にあると いうのでしょう? これ以上 奪うモノが 何処にあると いうのでしょう? まだ 足りない? 私から得たいモノが まだあるの? 私には これ以上に 渡せるモノは ありません 受け取りたいモノも ありません 返してくれる事も 出来ないでしょう? 私はただ 離れる事を 望むだけです 
【季節は何度もループして】 廻る季節 過ごした日々は この胸の中に 悲しくも 嬉しくも 残りゆく
触れた指先から 伝わる愛しさ ずっと ただ見つめ合い 触れ合っていられたのなら それだけで 幸せなのに
貴方を想うと 愛しくて 切なくて… 受話器から伝わる 貴方の存在を ただ 必死で感じようとするの
「愛してる」 どうしよう 頭の中 「愛してる」しか 浮かんでこないよ
【ドール】 おっきなお兄ちゃんは お人形遊びが好きなの 物言わぬ 思い通りに動かせる でも感情の無い お人形
操り 操られ 二人 クルクルと 糸が切れないように 願いながら 踊り続けるの
【言葉≦心】 簡単な言葉なら いらない 難解な言葉も いらない 欲しいのは その心だから
何を求めるの? 何がしたいの? 自分に 問いかける 答えは 自分の中にあるハズなのに わからない それでも何かを 求めてやまない心が 確かに動いてるの
空白の時間 記憶の無い その時間の中で 動いているのは 私自身で 何をしているのかとか 何を考えているのかとか 自分の事である筈なのに わからなくて 時々 どうしようもない 不安に襲われる わからないから 不安なのか 自分を信用出来ないから 不安なのか その元は わからないけれど 何故だか怖くて たまらなくなる その間に死んだとしても きっとわからないよね
乾いた風に 身を委ねながら 乾いた心で 何かを受け止めようとする それはきっと 意味の無い事
【腐敗】 何処からか 湧き上がる この醜い感情を 心を 悩ます この汚れた感情を どうか そこから 消して下さい
どんなに 綺麗に 着飾っても どんなに 優しい 仮面を被っても その心の中だけは 飾れない
心に鍵をかけて 押し込めた感情が 扉を閉め 封じ込んだ記憶が 蹴破られ 無理矢理こじ開けられる 決して表になど 出したくはなかったのに そのまま そっとしておいてほしかったのに 溢れ出した心は もう 封じ込める術さえ失われ 内から外へと 流れるだけ
雑音は嫌い 騒音は嫌い 閉ざされた 小さな箱の中で 無理矢理に聴かされる その音は ただただもう 不快でしかなくて 耳を塞いでも 意識を他に飛ばしても 私の中に 流れ込む その音を発する元を 本気で殺そうと思うけれど 近づく事さえ 躊躇われて 耐えるか 壊れるかの瀬戸際で 静かに 時を待つ その音が 消える時を