【H17・8・21ブログ分まとめ3】



【月】
月は 人々を優しく照らすけれど 月の心は 誰にもわからない 本当は 痛いのに 誰かに救って もらいたいのに ただ黙って 見守る事しか出来ないの ただ静かに 照らす事しか出来ないの
【ばんっ】
溢れる想いは その器(うつわ)には大きすぎて 一人じゃ 抱え切れなくて もしも私が 風船だとしたら もうとっくに 破裂してしまってる
【殺意の瞬間】
眠りの妨害 いつもの事 自分勝手 いつもの事 14年 この年月を 耐えて 耐えて 耐えて… 何度殺意を覚えたか わからない 何度自分を抑えたか わからない ずっと 覚めない悪夢を見続ける 心はもう ぼろぼろで 身体ももう ぼろぼろで それでも私は 生き続けた あの人の傍で  復讐の機会を 狙いながら でももういいの 貴方に会えたから あの人には 殺す価値もない 一人になって 勝手に生きていけばいい 私はもう 疲れたの 犠牲にしてきた 自分の幸せ もう考えても 良いんだよね?
【ドール】
そんなに お人形が 欲しいのですか? 心無い 自分の玩具が 欲しいのですか? 人間は お人形にはなれないのよ? 演じる事は 出来たとしても 私は 人間に戻ります
温もりが 欲しいです 安らぎが 欲しいです 眠れる場所が 欲しいです
【絶望という未来】
未来が見えた時の選択は 絶望と呼べるものでしかなくて 生を取るか 死を取るか どちらの道を選んだとしても 幸せという文字は 何処にも無くて… 貴方の心だけが 私を救ってくれたから 私は今 此処にいるというだけで…
【愛の台詞】
「愛している」なんて台詞 子供でも言えるでしょう? 心の無い言葉を いくら聞かされても 私の心に 届くハズがないのに 貴方は沢山の言葉を 私にくれたけれど 心は一度も 与えてはくれなかったのに 私に何を 求めるというの? 私は 心しかいらないのに 心だけあれば それで良かったのに…
【休息】
少しずつ離れては甦る 記憶の欠片 幸せな時に喜びながら 揺り戻しに苦しんで… いつになっても 消えないかも知れない いつかは 消えてくれるかも知れない 今はただ 繰り返す波が消えてくれる事を 静かに 祈りながら…
心にナイフを 突き刺さないで 貴女の言葉に どれだけ傷ついてきたか どれだけの言葉を 飲み込んできたか 貴女には わからないのでしょうけれど 私はそんなに 出来た人間ではありません
嫌いには なりません 嫌いな所が あったとしても それが貴方の全てだと 言い切る事は出来ないから 全てを嫌いには なれないから それでも貴方を 好きだと言う事も出来ないのだけれど
【消してはいけないモノ】
脳裏に焼き付いた映像は つかず離れず私の中に 時々現れては 消えてゆく ずっと 同じ事の繰り返し 壊れちゃいなよ 壊れちゃダメだよ ただ 言い聞かせて… 人として生きる事を選んだのは 自分の為 記憶を残す事を選んだのは 誰かの為 出来ればずっと 起こさないまま 静かにただ この場所で…
だって此処は 私の夢の中だもの 誰にも介入させないの 誰も入って来れないの 私が作った 私だけの 私の為だけの世界なの 自分の世界に逃げ込む事は 卑怯だと思う? 弱い事だと思う?
【迷い】
思いやりだとか 優しさだとか 本の小さな心がけだけでも 持っていけたのなら もう一度 或は最初からまた 自己暗示をかけて あの人を好きになるのなら まだ やり直せるのかも知れない だけど また自分の心を殺すの? 忘れられるの? 耐えられるの? この心を 消す事に
【白い世界へ】
一瞬 目の前の景色は全て消え失せて 白い波に 呑み込まれる そのまま眠ってしまいたいと 願うけれど 誰かの声で 私は再び 世界の中へと戻る 大切な人がいる事と 自分の存在を ゆっくりと 思い出す 「ごめんね 大丈夫だよ」 私は私を 捨ててはいけないから 貴方と私に 私は言葉を渡すの
消えないで 消えないで 消えないで 頭の中で繰り返す 言葉の意味はわからぬまま ただ同じ言葉を 聞き続ける