裏の世界
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【私の世界】
だって
何かをやらなければ 生きていけなかったから…
私の心の中を真っ白にして もしも自分に出来る事を見つけられていなかったら
きっと 今の私は存在してないの
幼かった頃の私には 周りを見るだけの勇気はなかった
自分の世界を探し出さなければ 生きてはゆけなかった
だから
自分の世界を作って 自分が生きていける世界に逃げ込んだの
今の私がここにいるのだとしても
私の作り出す世界は 幼き日の逃亡から始まったもの
歌も 詩も
絵も お話も
私ではない 別の世界のもの
そうして出来たものが 今の私を生かし続けている
【想い】
好きなの 貴方が好きなの
この気持ち どうすれば貴方に伝えられるの？
言葉だけじゃ足りないの？ 言葉だけじゃ伝わらないの？
私の心を 貴方に見せられたらいいのに
心も身体も 貴方が好きだと叫んでいるのに
貴方は言った 「オマエの心がわからない」と
何がいけないのか 何故伝わらないのか
私にはわからない
好きなのと何度言っても 信じてはくれない貴方に
どうこの気持ちを 伝えれば良いの？
【愛する？貴方】
貴方を愛していました 何年もずっと
一緒にいるのが当たり前のようになっていたけど 今は貴方を憎んでいます
裏切りは 私には許せない事だから
別れてなんてあげない
殺してなんてあげない
ずっと私の側で 罪を償ってもらうわ
貴方の事なら何でもわかるのよ 貴方が一番苦しむだろう事も
覚悟してね あ・な・た
【独占欲】
いつからか 考えるようになった
今の私は 本当に私なのか
貴方を苦しめる事に 喜びを感じる
独占欲が 私を支配する
【嫌だ嫌だ嫌だ】
嫌い…
好きなモノなんて 何処にも見当たらない
ただ 全てが嫌い
全てが憎い
私を振ったアイツも 私を裏切ったあの子も
私を産んだ親も 全部嫌
でも 一番嫌いなのは私
全てを嫌ってしまった 私
【ゲーム】
「愛してる」なんて 何年言ってないだろう？
言える訳ないよね もうとっくに 気持ちは冷めているのに
気持ちが冷めたまま 嘘の生活を続けてる
まるでゲームのように
今の私には 貴方は空気と同じなのよ
愛なんてなくても 一緒にいる事は出来るから
きっとこれからも 何年もずっと
貴方から離れる事は出来ないから
貴方の方に 愛がある限り
【愛欲】
貴方を好きだと言った あの日の言葉に嘘はなかったけれど
今の私は 強い愛が憎しみを生む事を知っている
好きになればなる程 愛すれば愛する程に
憎しみの心が 芽生えていった
些細な事が 許せない
些細な事を 裏切りに感じる
貴方が 他の女と話すのが嫌
貴方が 私以外のモノを見るのが嫌
私だけを見てよ 裏切るなんて許せない
貴方には 貴方にだけは
私だけのものでいて欲しかったの
欲望が 独占欲が
憎しみが 私を支配する
貴方が私だけのモノにならないのなら…
そうよ いっそ貴方を殺してしまおう
そうすれば 貴方は私だけのモノになる
貴方を誰にも 取られる事はなくなるんだわ
私以外のモノを見る貴方は憎いけれど
やっぱり貴方を 愛しているわ
【愛しい程に】
世界中で一番愛しい貴方は この世で一番憎い人になった
だって 愛と憎しみは紙一重だから
愛すれば愛する程 憎しみも広がっていくの
一生 貴方を離さない
そして私も 貴方からは離れられない
愛という 永遠の呪いにかかってしまったから
【器】
貴方の愛が手に入らないのなら こんな身体はいらない
私だけの貴方でいられないのなら そんな身体もいらない
欲しいのはただ１つ 貴方の心だけ
身体なんて 器にすぎないもの
入れ物なんて壊して １つになれればいい
【交差】
身体はぼろぼろ 心はぐちゃぐちゃ
やらなきゃいけない事と やりたい事
信じる心と 恐れる心
どこに行きたいのか 何をしたいのかもわからずに
助けなんていらない 助けて欲しい
言葉にしなきゃ 何も伝わらないのに
貴方が気付いてくれる事を ただ待ってる
思考回路が壊れてる 考えがまとまらない
愛も 壊れてしまった
私は誰？
もう そんな事さえわからない
全部投げ出してしまいたい ここにはもういたくない
存在すら 消えてしまえばいいのに
頭はぼんやり 心もぼんやり
全ての思考が 今
───止まる…
【予測など 誰にも出来ないから】
貴方に会わなければ 良かったのでしょうか？
会わなければ 貴方を愛する事もなかったかも知れない
貴方が私を愛する事も なかったかも知れないのに
けれど私達は出会い 愛してしまったから
私は彼を 貴方は彼女を
裏切ってしまった
誰かに許して欲しいとも 時を戻せたらとも思わないけど
【消滅】
貴方が消えろと言うのなら 私はすぐにでも消えるわ
私をここに留まらせたのは 貴方だから
貴方にしか 私は消せないの